なぜ、日経平均が上昇しているのか?
2021年01月13日
こんにちは、コハルストック講師河端です。
本日は日経平均株価の上昇について
解説をしたいと思います。
上昇の一途をたどっている日経平均ですが、
経済実態とはかけ離れた動きをしており、、
なぜこんなに上昇するのか?
と疑問に思ってる人は多いと思います。
もちろん私も、疑問に思っているうちの一人ですが、
本日はトレーダーとしての解釈をお伝えしたいと思います。
現在コロナの影響で世界中の経済が低迷を
始めています。
しかし実体経済の低迷が株価に下落の影響を
与えているかと言うと
全くの逆で、株価は上昇の一途をたどっております
実体経済が悪くなると、どのような投資商品に
影響が出るかと言うと、
まず円高が、起こります。
ドルが売られるというよりも円が買われる…
ユーロ円も円が買われるポンド円も円が買われるという、
円高傾向が起こります。
これは実際に起こっています。
現在円高の流れに為替は推移しています。
そしてゴールド(金)が買われるという現象も
起こっています。
ゴールドの値段もじわりじわりと上昇を見ています。
これは、安全投資資産にお金が流れると言う
明白な現在の動きがあります。
このような動きをすると当然、
株価は下がるのですが株価は上昇の一途をたどっている
という不思議な現象逆説的な現象が起こっています
なぜか?
まず今現在、巷で言われてるのが金融緩和です。
じゃぶじゃぶにお金を流し込んでいるために、
お金の行き場が株価に流れているという側面があります。
実体経済が悪いのにも関わらず、
株価が上昇するということは、
上昇している株を見た投資家が今以上の上昇を
期待して株価を買っている・・。
インベストというよりもトレーディングで
お金を稼ごうという流れがあるのではないだろうか
と考えています。
株価が上がるから株を買っていけば儲かる
「人の心」が今は株価の上昇を支えているということでしょうか。
もう一つは、こんなに株が上昇するのはおかしい?
実体経済はズタズタにもかかわらず、
高値圏で空売りをしている人が大量にいるということです。
当然コロナのニュースや影響というのは
実体経済をどん底に落としています。
この後の、経済的落ち込みは、容易に想像されるものです。
そのニュースなどから、下げを期待し
空売りをしている人が大量にいることも事実です。
その空売りのロスカットの買い戻しが
この上昇を支えている、もう一つの要因かと思います。
空売りのみならず日経ダブルインバースなどの
商品を買ってる人は、本当に多いです。
もうぎゅうぎゅうに苦しくなっている状況かもしれません。
あと一点それは相場が上がる時期だったのです。
2018年から2019年2020年中旬にかけての低迷相場がありました。
出来高も伴わず、寒い状況が続いたのですが、
そろそろ株として上昇する時期だったのではないかと考えています。
それにこのコロナが相まって、よくわからない相場になってしまった。
これがこの相場変動の回答だと考えています。
相場というのは周期で動きます。そういった時期タイミングだったのでしょう。
人生と同じで、いい時もあれば悪い時もある。
そういう周期で流れているのです。
これはファンダメンタルの材料より
確実に言えることなのですが「相場は生き物」だということです。
相場も大きな流れの中で動いているのだと感じています。