真田丸「短期トレードの動向」
2022年06月25日
真田丸ブログ
「短期トレードの動向」
こんにちは講師の真田丸です。
足元の相場状況は返す返すも閑散極まる状態なので、結果が奮わないのは致し方無い面があると思います。
昨今は序盤での大きめの下落を受けてエントリー➨その後の揉み合い??➨しかし「買いが入らずロスカットの流れ」かと思いますが、今の地合は一部のマネゲ銘柄以外は殆ど物色が入らない➨HFTが鞘取りしているだけなので、株価が買値を下回ると、一時的に指数がリバウンドしても挽回するのは難しい地合です。
私がこれまで推奨してきたアプローチは、そうしたマネゲ銘柄を極力触らずに、恒常的に物色されている銘柄のクセを見抜いたり、大き目の変動が発生したタイミングを抜け目なく拾うやり方(=安定的に勝つ為の無難なアプローチ)でしたが、
今はプレイヤーが激減した事により一部のマネゲに資金が手中する相場となってしまった為、無難なアプローチが極めて難易度の高いアプローチになってしまった感があります。
解決策としては・・・
①Tickランキング上位銘柄(マネゲ銘柄)や材料が出た銘柄に的を絞る
②時間軸を長め(=スウィング)に設定する
③特定の銘柄に粘着
④相場復活を待つ
等が考えられると思います。
先ず①に関しては、私はこれまであまり推奨して来ませんでしたが、
その理由は、そうした銘柄群は海千山千の強者トレーダーが集結する為、ある程度の取引経験や境遇面でのアドバンテージが無いと優位性を引き出すのは困難だからです。
以前はそうしたハイボラ銘柄をハイレバでガンガン取引していましたが、年齢的にできなくなるということもあります。(地合の影響もありますが、以前の様な約定回数300回以上/1日など殆どなくなった・・・)勿論、この辺りは個人差(20代の方でも無理という方はおりますし、70代で日々スキャルピングに興じている方もおります)もあるので、一概には言えませんが、やはり年齢的な制約は小さく無いと思います。
その点に留意した上で、マネゲ銘柄の取引を少しずつ取り入れて、値動きに慣れ、無理の無い範囲で取引するのも一考かと思います。
②は、個別の動意が乏しい=その日に決済しなければならないデイは厳しいのであれば、明らかに売られ過ぎorその日の需給要因で大きく下落した銘柄等を一泊二日等の持越してみる等のアプローチをデイトレと並行して取り入れてみるのも良いと思います。
③のアプローチは是非取り入れて頂きたい内容ですね。私も得意銘柄を持っていますが、得意銘柄群はHFTのクセをある程度把握出来ているからです。➨序盤での流動性が比較的厚い時間帯で値動きがあれば、ほぼ取れる自信があります。
以前お伝えしたかと思いますが、「この銘柄を取引しているプレイヤーの中では自分が一番上手い」と思える銘柄を1~2銘柄ストックできると、日々の取引が非常に楽になります。
特定の銘柄(マネゲ銘柄以外)の板の動きを只管見続け、実際に取引して板の感触に触れると、ある程度”クセ”は掴める様になると思います。
④は身も蓋も無い話ですが、兼業の方であれば、投資の王道=「楽な相場で思いっきり稼ぎ、それ以外はやらない」を行くのもありです。但し!!、恒常的に相場を見ていないと、いずれ来たる『楽な相場』をいち早く掴む事が出来ませんので、やはり相場を監視し続ける事は外せないと思います。
※日々マーケットに参加していないと、風向きの変化を機敏に捉える事が出来ないのです。➨矛盾した話ですが、ガッツリ稼ぐのでは無く、1日の呑み代を稼ぐくらいの気持ちで、取り合えず取引を継続しつづけるというイメージです。(経験値も蓄積されますし・・・)
➨2010~2012前半の冬の時代でも、諦めずにやり続けた投資家達はその恩恵に預かれました。
昨今の短期トレードは本当に難しいです。今が冬の時代だと思い、春が来るのを待ちながら、トレードの力を付けていくことがいいと思います。
上記内容、投資家の皆さんにご参考までに・・・。