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泥の中、這い上がろうとする三菱グループの創始者 ~三菱グループ創始者岩崎弥太郎 その二~ 

こんにちは、コハルストック講師の河端です。

 

本日は気分転換に番外編です。

 

本日は~三菱グループ創始者岩崎弥太郎 その二~

泥の中、這い上がろうとする三菱グループの創始者です。

 

この男は虫けらである!

しかも最低なクソ溜めのなか

生きている。

 

「土佐の郷士(下士)は武士であって武士にあらず。」

 

藩内では差別を受け決して、

出世もできない。

 

250年間虐げられ続けた

郷士たちにはやり場のない

エネルギーが溜まっていた・・。

 

出獄した弥太郎は家族ともども

 

村から追い出され流浪の身となる・・

 

貧乏はやはりますばかりである・・。

 

どうしたらいい・・?

 

なんの力もない。金もない。

 

郷士は土佐では出世もできん。

 

しかも弥太郎は地下浪人である。

 

飯食うことさえままならない・・。

 

明日の食いもんがない・・。

 

そんな中でも、岩崎弥太郎は

 

吉田東洋の開いた私塾

 

「小林塾」に入門する

 

これがある意味、弥太郎の分岐点となった。

 

吉田東洋は切れ者で腕が立つ

土佐藩の上士であったが、

家人を切り殺したり

 

江戸で旗本と暴力事件を起こして、

謹慎中の身であった・・。

 

その時に開いた塾が、

「小林塾」であった・・。

 

弥太郎は入門を許されるのである

 

ここで土佐藩のエリート

上士たちと知り合うことになる・・。

 

有名な板垣退助、後藤象二郎・・。

 

後藤は吉田の甥っ子である。

 

 

ということになっているが、、

これはあくまで表向きの話である。

 

土佐の実情は郷士(下士)は虫けらである!

 

弥太郎と上士たちが同じ立場のはずがない

 

上士と地下浪人には格段の身分の差がある。

 

同じところで飯も食うことはできない、

 

上司が通るときは地べたに

手を突かなければならない。

 

塾に入門したが、おそらく、

ドブさらいのような

仕事をさせられていたのだろう・・

 

そんな中・・土佐藩も幕末の動乱で揺れに揺れた・・

土佐も人材不足である。

 

幕末の動乱で土佐藩も大きく揺れる中、

 

吉田東洋は藩政に呼び戻されるのである。

そして、土佐の改革に着手する。

 

もちろん佐幕派の体制をとり、

藩の重要事項を決定していく

 

 

ただ土佐藩には「下士(もしくは郷士)」がいる。

 

郷士の若きリーダー武市半平太が

郷士全体を束ね

 

一大勢力となりつつあるときである。

 

もちろん上士と下士は

いがみ合っているいる。

憎み合っている・・・

 

長く虐げられた郷士たちは、力のやり場がなかった

 

・・ そんなときの幕末の動乱である・・。

 

郷士たちは上士の言うことを聞かず、

京都にて尊王攘夷運動を起こすのである。

 

そんないがみ合いの中、

 

岩崎弥太郎は吉田東洋の

つかいっぱしりとして、

藩の職につくのである!

 

「よかったー!」ではない・・・。

 

役回りは、郷士たちの監視や諜報活動である。

 

要するに嗅ぎまわる(犬)である。

 

同じ郷士仲間を売る仕事なのである。

 

弥太郎は引き受けるしかない!

なぜなら「それしかない」からである。

 

自身の出世・家族の食い扶持。

一つしか道はないのである!

 

上からは虐げられ、

 

やることは仲間を売ること、

上からも下からも嫌われ

虐げられ、嘲られる・・。

 

そして郷士たち土佐勤王党の連中(郷士たちの集まり)

から命を狙われるのである!

 

ちなみに同じ事をしていた奴は

「ほんとうに人斬り以蔵(岡田以蔵)に殺された」

 

そんな史上最低のクソ仕事である!

 

しかーーし、

 

ここで土佐を揺るがす大事件が起こる!!!

 

土佐の郷士が吉田東洋を暗殺するのである!

 

 

武市半平太の命である。

 

雨の降る夜更け、

吉田東洋が自宅まで歩いていると

3人の刺客に襲われた!

 

東洋はかなりの使い手であったが、

 

夜討に3対1 切り殺されてしますのである!

 

3人の刺客は東洋を殺し、首を切り落とすが

、郷士たちは首を持ち運ぶための、布きれがない。

 

 

貧しくて布けれさえ買えなかった・・。

 

首を運ぶために、自分のふんどしで首を運ぶのである。

 

 

土佐のナンバーワンの男の首は

ふんどしで運ばれるのである!

 

 

時代である。革命前夜である!!

 

明治維新が成立したのは

このことからでも頷ける。

 

皆、日本の大部分が

 

極貧状態だったのである。

 

しかし東洋が死んだことで、

 

弥太郎は完全に出世の道がなくなり、

 

完全に先真っ暗になるのである。

 

また振出し~~・・・・。

 

 

次回へ続く

 

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