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『会社四季報』はファッション雑誌 ~会社四季報連載1~

コハルストック講師の河端です。
本日から『会社四季報』について、連載をしたいと思います。

『会社四季報』とは何なのか?

今の時代、少しスマフォを叩けば、何でも説明は出てきます。

 

めんどくさいかも知れませんが、

会社四季報がどういったものなのか、ネット検索し、

読めばわかるともいます。

しかしそれでは本質はつかめません。

 

このブログでは、単なる説明ではなく、投資家としての四季報の捉え方
そして読み方、捉え方、投資への活かし方を独自に考え、お伝えしていきたいと思います。

 

会社四季報を実践的に解説していきたいと思います。

 

このブログは、基本的には投資初心者に向けての内容になります。

しかし初心者の方のみではなく、経験者の方が見ても
役に立つ内容にしたいと思います。

 

第1回目 『会社四季報』とはなんなのか?

会社四季報は本として出版されている、会社の分析内容が記載されているものです。

本屋さんに分厚い「会社四季報」を皆さんも見たことあると思います。

会社四季報は日本における上場している会社、すべての情報が載っているものです。

本屋さんに行けば、株式投資の本はたくさんありますが

全ての会社の情報が載っているものは会社四季報しかありません。

 

百科事典のような大きさで書店に並んでいるのを見ると、その情報量の多さがわかります。

各企業の情報がコンパクトにまとめられています。
投資をやっている我々は当たり前ですが、初めて見る方は驚くと思います。

 

ページ数は多いですが、ここまでコンパクトにまとめてある書籍は他にはないでしょう。

 

私の知り合いの税理士さんに、はじめて会社四季報を見たとき

「すごいシンプルにまとめてある!」
とおどろかれたのを覚えています。

 

 

日本には企業分析をしている媒体はいくつかありますが、

トータルして全てを分析している書籍はないのです。

唯一この会社四季報がその役を担っております。

 

ということは・・・どういうことかというと

企業の情報は会社四季報の独占市場だとも言えます。

逆を言えば、株価が動く要因として、会社の業績よりも
会社四季報の記事内容で株価が動くことがあります。

 

要するに皆が会社四季報の内容で買い材料にしているということです。

 

どういうことか、、ここでたとえ話を入れたいと思います。

 

四季報を女性ファッション誌に例えます。

女性はファッション雑誌を見ます。『CANCAN』だろか『JJ』『NONNO』だとかいろいろあります(すみません詳しくなくて)

 

それらを見ることによって今年の流行りは?このスタイルが良いなあ?

と読者はなどと思ったりします。

たくさんある雑誌をいろいろ見てその年の傾向を知ります。

 

しかし

その女性ファッション雑誌が1つだけだったらどうでしょう??

 

ファッション誌がひとつだけだった場合、読み手はそれしかありませんので、そこに載っているものが、すべてになります。

流行りを決めるのが一つの雑誌だけだった場合、取り上げられた服のブランドは有利になると思います。

 

今年の流行りは「これだ、こんど服屋さんでこれを買おう!」となってしまいます。

本当に流行っていなくとも、そのファッション誌に取り上げられるだけで、かなりの服が売れると思います。

 

それを株式相場に当てはめたのが「会社四季報」です。

 

要するに全体を網羅した情報誌が一つしか無い状態なのです
ですので、「会社四季報」の内容がダイレクトに株価に影響します。

会社四季報の内容で買ったり売ったり・・・株価が動くのです。

 

ファンダメンタルと言えば「会社四季報」と言われるのは、そういった背景があるのです。

 

ですので、投資を始めU方は「会社四季報」を読む力が必要になります。

会社四季報を読解できること(投資に役立つ読み方)ができる能力を付けることにより、株式相場に有利に臨めるわけです。

 

第1回『会社四季報はファッション雑誌」

 

 

 

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