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介護離職の現実②

こんにちはコハルストック講師の河端です。

本日も介護離職について書きたいと思います。

 

~前回の続き~

もともとなぜこんなに、介護を必要とする人が多くいるのか。

それは医療技術の発達です。

 

一昔前ならば、治せない病気、障がいがあっても
医療技術の水準が桁違いに上がっているため、生命維持が可能なのです。

 

それは本来は喜ばしいことなのですが、人が生きるということは「生活をする」ということです。生活をするに健康な体が必要なのです。

 

今の世の中、何がしかの障がいをもって生きていくのは必然的で、五体満足のまま天寿を全うすることは
困難なことになっているのです。

介護離職を選択を迫られるパターンの一例をあげたいと思います。

 

これまで長く普通に暮らしてきた親が、突然
脳こうそくなで倒れて、救急車で運ばれる。病院で手術し、一命をとりとめます。入院生活の中、リハビリをしても以前と同じようには
生活できないことを、医師から伝えられる。

 

本人は何とか退院できたが、やはり今まで通りの生活は難しい・・。

 

「これまでの生活が維持できない・・」「一人では生活できない」

 

生活維持のため介護が必要になる。

 

しかし誰が面倒を見るのか??

 

息子や娘、弟、妹?

 

誰もいない?

 

結果的に誰かが介護をしなければいけない・・。

 

 

そんな状況になってしまうのです。

介護施設に入所の道もあるが、特別養護老人ホームは満員。有料老人ホームは価格が高い
できれば自宅で暮らさせてあげたい・・。

 

やはり誰かが介護をしなければ・・。
と介護を理由に仕事を辞めざる負えない状況に・・。

 

介護離職のパターンはいろいろありますが、病院からの退院後の生活困難が一つの典型例だと思います。

 

 

このような人が日本では年間10万人もいるのです。
直面する課題なのですが、その状況に置かれないと、具体的にイメージすることは難しいのです。

 

その日は突然やってくるのです。